ベトナム人夫婦、永住権の不正取得の疑いで逮捕
2014年11月11日、永住資格を不正に取得しようとしたとして、ベトナム人男女4人が神奈川県警に逮捕された。
逮捕されたのはグェン・ゴック・トラン容疑者(38)と夫のトラン・トルン・グー容疑者(49)、および男女2人の合わせてベトナム国籍をもつ4人となっている。
グェン容疑者夫婦は永住権を保持していたが、2012年8月にその他のベトナム人男女を自分たちの子どもだとして虚偽の住民票を平塚市役所に提出した。二人に永住権を不正に取得させようとしていた疑いがもたれている。
夫のトラン容疑者は以前に別の女性と結婚した際に永住権を取得しており、その後離婚してグェン容疑者と結婚していた。グェン容疑者、ならびにその他の2人のベトナム人男女に永住権を取得させる目的を持っていたとみられている。
捜査関係者によれば、こうした手口で不正入国しているベトナム人は数千人にも上るとみられており、昨年以来不正入国者やブローカーが26人も逮捕されている。
外国人にとって永住権はとても魅力があるものです。
永住権を取得すると在留制限がなくなるので、在留期間の更新をする必要がなくなり継続して日本に在留することが可能です。また在留活動の制限もなくなるので、職業を自由に選ぶことができます。
その他、就労ビザや配偶者ビザ、投資経営ビザ等の更新も必要ありません。このような特権を得るわけですから入国管理局の審査も厳しいものになっています。その点に着目し、永住資格の取得を希望する外国人にアプローチして正規の手続きを経ず不正行為をするブローカーも存在しているのが現実です。
日本の治安維持、法律遵守の理念に従い資格の不正取得や、その裏に潜に犯罪に手を染めているブローカーの撲滅するため入国管理局は常に監視の目を光らせる必要があると思います。
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